倦怠感・新型コロナウイルスがもたらした増え続ける【起立性調節障害】

新型コロナウイルスがもたらした日常の大きな変化!!
感染流行が長く続くことで、患者数が増え続けています。

起立性調節障害

(きりつせいちょうせつしょうがい)
(OD:Orthostatic Dysregulation)

 

 

「気持ちの問題」「起立性調節障害は病気ではない」と考えるのは
珍しくありません怠けだと誤解されやすく正しく理解してもらうことが大切です。

起立性調節障害とは

こんな症状はありませんか?

◆立ちくらみやめまいがする
◆動機や息切れがする
◆立ち上がった時に気分が悪くなる
◆朝なかなか起きられない
◆午前中は調子が悪い
◆顔色が青白い
◆食欲不振
◆腹痛
◆倦怠感
◆頭痛
◆乗り物酔いをする

 

いつもと違う日常に戸惑いや不安を抱える子どもも多く
コロナ禍の子どもストレスに大人はどう向き合えあえばよいのでしょうか?

真面目で気を遣うタイプの子どもが起立性調節障害になりやすいと言われています。

あくまでも体の病気であり、本人が頑張ればどうにかなるということではありません。

起立性調節障害は怠け癖ではなく、自分の意思ではコントロールすることができない体の病気です。

 


朝起きられない、けん怠感や頭痛

「自律神経のバランスが崩れる」ことが原因だと考えられています。

 

起立性調節障害の症状は食欲不振、寝つきが悪い、めまい、立ちくらみ、頭痛、腹痛、起立による失神、イライラ、無気力などが挙げられますが1日中続くとは限りません。それは起床後から徐々に自律神経がしっかりと働くようになるためです。

≪診断≫

一般的にまだ知られていない起立性調節障害ですが、小児科や耳鼻科などで診断可能です。
寝た状態と立ち上がった状態で血圧と脈拍の数値を測り、診断します。

鉄欠乏性貧血や心疾患、神経疾患、内分泌疾患など別の病気を患っていなければ、起立性調節障害を疑い、起立試験を行って診断します。

その他に、「心身症としてのOD」チェックをします。

ストレスが関与しているかどうかもチェックします。

精神的ストレス

肉体的ストレス

物理的ストレス

身体的ストレス

テクノストレス

周囲の人が病気への理解を深め、患者をサポートしていくことが不可欠です。

起立性調節障害(起立性低血圧)という病気は、昭和30年代終わり、40年代頃から指摘され始めました。成長期の時期に、比較的に男子よりも女子の方が発症しやすい傾向にあります。

平成に入って以降、起立時の血圧異常を示すデータなど科学的根拠から、自律神経に係わる病気として扱われるようになりました。

 

起立性調節障害の治療

  • ・一般療法
  • ・自律訓練法
  • ・理学療法
  • ・心理療法
  • ・薬物療法

症状に合わせて上記の5つの治療を行います。

起立性調節障害は心理的なストレスで簡単に増悪してしまいます。

 

 

精神的なダメージが大きければ症状は一向に改善しません。

一般的にはまだ認知度は低く、理解してもらえないことの方が多い病気です。

患者数は増加傾向にあります。

もしかして・・・と、思ったら

できるだけ早く小児科(ODまたは小児心身症の専門医など)の診察を受けられることをおすすめします。

一日の中でも体調の変動があり、主に午前中が悪く、午後になるにつれて徐々に回復していく傾向にあります。

季節による体調変動もあり、主に春や秋などの季節の変わり目に症状が悪化しやすいと言われています。

また、季節だけでなく天候の変化(気圧の変化)の影響も受けやすいようです。

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