目次
いったいこの疲れの原因は何なのだろう?
栄養のあるものをとってみたり
シッカリと休息をとってみたりするも
起きた瞬間から、すでに疲れてる感じがするのは
いったい何が悪いのだろう?
それは・・・
なかなか抜けない疲れ
睡眠をとっても抜けない
しっかり休息をとっているのに体がずっとだるい、あるいは気持ち悪い
なかなか疲れが抜けないな…というときは体の中で肝臓が
SOSを出しているのかもしれません。
寝ても疲れが取れない状態が6ヵ月以上続くことを「慢性疲労」と呼びます。
厚生労働省によると、働く人のなんと6割以上がこの慢性疲労を訴えているそうです。
(※参考:厚生労働省/労働者の慢性疲労に関する疫学的調査)
早起きが苦手な人によく見られるのが、肝臓が弱っているというケースです。
これらの原因は肝臓にあるかも知れません!
肝臓は『沈黙の臓器』とも言われるほど、自覚症状がなく、痛みを感じない臓器です。肝臓の働きは、分解、代謝、解毒、貯蓄、体熱維持の5つに分類されます。肝機能の低下といえば、二日酔い、肝炎、肝硬変、肝臓がんを思い起こすことが多いですが、実は疲労感をはじめ、さまざまな症状と密接なかかわりを持っているのです。
肝機能が低下してくると、以下のような症状が現れることがあります。
・よく眠れない
・疲れやすい、だるい
・肩がこる
・頭がボーっとする
・体重が落ちた
・体重が増えた
・以前より食欲が落ちた
・アルコールに弱くなった
・おへその右上あたりが痛い
・微熱
・下肢のこむらがえり
・手のひらが赤くなる
基本的には代謝が下がったことによる疲労感や倦怠感、肩こりやむくみ、毒素分解の作用が行われなくなることで頭がぼーっとしたり、なかなか眠れない、熟睡できないといった症状として現れます。
体内に老廃物(疲労物質や有害物質)が急増すると、人は疲れを感じます。 肝臓は老廃物を処理するために多大な負担がかかると働きが悪くなります。疲れをとるためには肝臓の働きを元気にし、「疲れ・だるさ」の原因である老廃物を体外へ排泄する機能を促進することが必要です。
今回は、肝臓にやさしい食事の選び方を知っていただき、今後の生活に役立てていただきたいと思います。
肝機能を高める食事
①ビタミン・ミネラルを摂取すること
②タンパク質を摂取すること
③肝臓の解毒作用を高める食品を食べること
④主食・主菜・副菜を揃えた食事にすること
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、食物繊維などを
多く含む代表的な食べ物
【低下した肝機能を強化する食材】
・トマト
・ほうれん草
・ブロッコリー
・もやし
・キャベツ
・しそ
・いちご
・キウイ
・赤身の肉、魚
・海藻類
・しじみ
・あさり
・キノコ類
・玄米などの未精白穀物
・大豆
・ごま
・みそ
【控えた方がいい食べ物】
・アルコール
・糖質の多い食べ物
・お菓子
・ジュース
・果物
・油分の多いもの(バター、マヨネーズ、揚げ物等)
・脂質の多いもの(霜降りのお肉等)
東洋医学では肝臓の状態が悪いとイライラなど感情の起伏の
激しさにつながりやすいとされています。