乳がん手術後 浮腫・むくみ

 

手術が無事終わって痛みや、今までと違う
不便さを少なくとも感じる事があります。

 

乳がんの手術後は、腕が上がりにくく
腕の感覚が鈍った様に感じます。

 

そのために、手術後早めに
腕を動かすリハビリを行います。

 

若年性乳がんで、お子様がまだ小さな方も
沢山いらっしゃるかと思います。

私も二児の母

何かと重たい荷物を持ったりすることや
子どもを抱っこすることがよくありました。

そんな日は、腕がむくんだような
痺れたような感じでした・・・

 

 


 

みなさまこんにちは!

 

北海道では猛吹雪となる恐れが・・・

九州も今夜はとても冷え込んでます

 

我が家の☆アルンくん☆

学校で熱を出したらしく

お仕事を早めに切り上げ

病院に行ってきました

 

一時間前に受付を済ませておいたのですが

順番が来たのがそれから二時間後・・・

病院の待ち時間って結構疲れますね(´;ω;`)

 

朝には熱も下がって元気に
なっていて欲しいです

 

 

 


 

 

“乳がんの手術後”

 

 

乳がん手術後のリハビリ

 

乳がんの手術で胸の筋肉や血管、
神経、脇の下の腋窩リンパ節を
郭清した場合には、腕の筋力の低下が
みられることがあります。


肩や腕の運動障害が感じられる
ことなど多少なり現れると思います。


腕や手のむくみなど皮膚の
感覚障害なとが起こります。


センチネルリンパ節生検だけで
すんで腋窩リンパ節を郭清しなかった時は、
運動障害が軽く感じられます。


年齢や個人差も色々ありますが、
乳がん手術後にはリハビリを行います。


リハビリを行うことで肩や腕などの
運動障害を起こさなくすることや
軽くすることが出来ます。


リハビリステーションに行って
リハビリを行ったり手術の場所にも
よりますが、自分で病室の壁などを
使い腕を上げる動作を行います。


はじめは傷口が痛かったり感
覚がなく感じたりはありますが、
指の力で壁をつたい腕を上げていきます。

女性の場合、退院ご家事などを
行わなければならない方が多いと思います。


洗濯物を干すときに腕が高く
上がらないため不便を感じました。

 

 


 

乳がん手術後の合併症

 

 

脇の下にリンパ液が溜まります。


手術の時に排液ドレーンをつないで
流れ出るリンパ液を抜きます。


リンパ液が少なくなったら
排液ドレーンを外します。
入院中に行います。


わきの下のリンパ液の貯留は
徐々に回復します。


退院後に液がひどくたまる時は、
通院して液を抜くようにします。


通常1ヵ月位で治りますが、
それ以上続く場合でも、
徐々に改善していきます。


乳房温存手術後には局所切除した場所に
リンパ液がたまることがあります。




 

乳がん手術後の肩や腕の運動障害



腋窩の郭清をした後は肩や
腕が動きにくく感じます。


センチネルリンパ節生検だけでの
場合はそんなに感じにくいです。


乳房温存手術は、乳房切除術に比べて
全てにおいて障害の程度が軽くすみますが、
運動障害や痛みを残さず、早期に回復する
ためには、手術直後からリハビリを
行うことをすすめます。


退院後にも続けてリハビリを行うことで
ほとんどが元に戻ります。


痛みを残さず、早期に回復するためには、
乳がんの手術直後からリハビリを
始めることが大切です。


リハビリを行うことで腕の浮腫や
むくみなどがごく軽度ですみ
QOLが向上につながります。

 

 


 


手術創部の皮膚の知覚障害



腋窩リンパ節の郭清を行うと、
皮膚の知覚障害が起こることがあります。


乳房切除術でも乳房温存手術でも
腋窩リンパ節の郭清を一緒に行うと、
術後に創部および上腕のわきの下の
知覚が脱出(消失)します。


この知覚脱出は、徐々に改善していきますが、
知覚低下は一生残ります。


また、知覚が低下しているのに、
ある種の知覚が敏感になり、
異常感覚を訴える方もいます。

最近の手術では、腋窩リンパ節の
郭清時に胸壁から出ている知覚神経を
温存するようにしています。


それでも術後の知覚低下と異常感覚は
起こりますが、その程度は時間とともに
改善して、術後1年目の知覚脱出の
範囲と程度は神経を温存しなかった
場合に比べて少なくなります。

 

 


 


腕のむくみ



腕のむくみは、腋窩リンパ節を
郭清して取り除いたために、
わきの下からのリンパ液の環流が
悪くなることによって起こります。


現在行われている手術では、
昔のような高度のむくみを生じることは
なくなっていますが、軽度のむくみが
10%強位の方にみられます。


また、手術を行わなかった鎖骨上下の
リンパ節に放射線を照射した場合は、
むくみの程度が増強されます。

腕のむくみは、リハビリを続けることで、
通常は、徐々に回復します。

腕のむくみを治す確実な
治療法はありませんが、
腕をいつも高めに維持するようにし、
リハビリを続けることで
徐々に回復します。


退院した後に腕がひどくむくむ時は、
むくんでいる腕の運動を少し控えめにして、
前上腕をマッサージするか、肩周囲を、
上腕のむくみをゆっくり吸い取るように
マッサージします。

腕のむくみ用のストッキングや
バンテージ(弾力性のある腕カバー)を
はめるのが効果的です。





 


手術後の感染



リンパ節を郭清すると感染に対する
抵抗力が落ちます。


腋窩リンパ節を郭清した場合は、
感染に対する抵抗力が落ちます。


手術後1~ 2年、場合によっては5年も
経過した後に、腕や手指の傷口から
細菌が侵入したり、外傷がない場合でも、
抵抗力が落ちると喉頭や咽頭などにいる
細菌が血液を介して患側前腕や上腕に侵入して、
丹毒蜂窩織炎(たんどくほうかしきえん)が
起こることがあります。


時に太っていて腕にむくみがある方は
注意が必要です。


丹毒は皮膚および皮下の炎症であり、
蜂窩織炎は皮膚の深いところに生じ、
急激に下方に広がる化膿性の
炎症のことをいいます。


感染が起こると腕に発疹がでて、
痛みと発熱が生じ、体がだるくなります。


そして、腕のむくみが急激にひどくなり
ますので、まず、腕や手指にけがを
しないようにすることが大切です。


ささくれ(さかむけ)などにも気を付けていきます。

 

感染してしまった場合は、
医師の診察を受け、
すぐに抗菌薬を服用します。


場合によっては抗菌薬の点滴を
受けると早く軽快します。


感染を一度起こすと、
これを繰り返すことがありますので
注意が必要です。


あまり神経質になりすぎる
必要はありません。


常に清潔にさえしていれば、
手術した側の腕から採血しても
かまいないそうです。


昔はなるべく手術した方では
血圧を測ったり、採血を
避けてくださいと言われました。



 


 

 

日常生活での注意点

 

 

手術後にリンパ浮腫をできるだけ
発症させないようにするためには、
日常生活の中で、以下のような点に
気をつけ、生活することが大切です。

 

 

1. 腕を圧迫しない

手術した側の腕を局所的に
締め付けるような下着・衣服、
時計、指輪、ゴムバンドなど、
痕がつくようなものを身につけない
ようにしましょう。


同じ理由で手術した側の腕での
血圧測定や腕枕なども避けましょう。


指圧やマッサージは局所的に
強い圧がかかり、皮下のリンパ管を
潰すことによってリンパ浮腫を
誘発することもあります。

 

 

2.腕を酷使しない

 

重い荷物を持つ代わりに
買い物カートを使用し、家族などに
協力してもらいましょう。


また、過労や外傷、細菌感染から
リンパ浮腫発症を招くことが
ありますので、家事や仕事で
あまり無理をせず、ゆったり
暮らすことが大切です。

 

 

3. 長時間じっとしない、腕を下げない

 

長時間同じ姿勢を保つ場合には、
時々肩や首回し、軽いストレッチを
行うなどしてリンパの流れを促しましょう。


また、休息時やテレビを観ている時などは、
ひじを大きなクッションに乗せるなどして、
心臓よりも高い位置にする工夫が必要です。

 

 

4. 手術した側の腕の皮膚を傷つけない

 

細菌感染によるリンパ浮腫発症を防ぐため、
できるだけ皮膚を傷つけないように心がけましょう。

 

  1. ケガや虫刺され、ペットの爪による引っかき

  2. 日焼け

  3. はり、灸、湿布やテープによるかぶれ

  4. 深爪

  5. 脱毛処理

  6. 皮膚の乾燥


屋外での作業(ガーデニングなど)は
長袖の衣類とゴム手袋を着用し
完全武装で楽しみましょう。


乾燥を防ぐため、お手持ちのミルクなどを
用いて、日ごろからスキンケアに心がけましょう。


5. 熱いお風呂、サウナ、
岩盤浴などはほどほどに


体を温めると水分の循環量が
増えますので、熱すぎるお風呂や
サウナなどはほどほどに切り上げましょう。



6. 体重管理で腫れにくい体を作る


肥満があると、脂肪が体表の
リンパ管を圧迫し、リンパの流れが
ますます悪くなります。

食べ過ぎに注意し、
標準体重(およそ身長-100 を目安に)を
超えないように努めましょう。


☆早期発見のための自己チェック☆


リンパ浮腫を早期に発見する
最も確実な方法は、患者さん本人が
体重と腕の太さの管理を行うことです。


可能であれば、手術前に両腕の4カ所の
サイズを体重とともに測定し、
手術後も自覚症状がなくても3カ月に1回
程度は同じ部位を同じ時間帯(起床時など)
に測定することを習慣づけましょう。


手術後の方は今から測定を開始しましょう。


初回以降は手術した側の腕を
中心に測定します。


測定部位のいずれか1カ所でも
5~10mm以上増えたら要注意です。


再測定しても増えたまま、
あるいは増え続けるようなら
主治医に相談しましょう。


1.手のひら
2.手首
3.ひじ下
4.ひじ上

 

 

リンパ浮腫の治療法

圧迫

弾性着衣(医療用スリーブ・グローブなど)や弾性包帯

リンパドレナージ

溜まったリンパ液を徒手的に深部リンパ管に流し込む

圧迫下での運動療法

圧迫した状態でのストレッチ運動など

スキンケア

皮膚の保湿を心がけ、傷や感染から守る

減量

標準体重(およそ身長-100 が目安)を超えないように

浮腫やむくみが気になる場合は主治医に相談してください。

 

退院後、無理のない日常生活をおくりましょう。

 


 

 

 

退院してから、家事で色々と大変でした。

 

買い物の荷物を持つのも子どもたちが
お手伝いをしてくれました。


洗濯物を干すのも今までよりは
低くしてもらい、徐々に元の高さまでに
上げていきました。


拭き掃除など長い時間、腕を使うと
凄くだるくなったりしていました。


無理せずやっているつもりですが、
今まで道理にはいきません・・・


12月23日退院しましたが
正月明けには化学治療(抗がん剤治療)が
はじまります・・・

 

 

 

つづく

 

 


いつも読んで頂いて
ありがとうございます。


乳がんだという不安は
消えることがありませんが
日常生活に戻れる喜びは
とても大きいです。


子ども達に寂しい思いを
沢山させてしまったので、
その分沢山甘えさせて
あげようと思いました。


クリスマスまでには
自宅に戻れるように
主治医に頼みました。


☆一緒に過ごせるクリスマス☆


今までは一緒に過ごせることが
当たり前だと思っていました


“乳がん”になって
毎日が特別な日

そう思うようになりました。



今日という日と
明日という日のために・・・

 

 

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